【忘れられない1本、忘れてはいけない1本】鑑賞記録:エゴイスト
★★★★☆(4.2)
監督:松永大司
原作:高山真
見終わったときは圧倒されるけど、時間経つとじんわり余韻が残る語りたくなる映画
お金渡したり手土産持たせてブランド物あげたりする。お金絡む貢ぐ恋愛が好きじゃなくて、多分この映画も最後は騙されるんだろなって構えてたらまさかの展開。
体が弱い親のためにがむしゃらに働く彼氏。頑張れって意味で背中を押すためにお金を渡す。そういう意味ってことごわかって彼氏の母親にお金渡すときに”無かったことにしたくないんです”っていう言葉に泣きそうになった。あの展開があったからこそただ貢ぎ貢がれる恋愛じゃ無くて2人が本当に相思相愛だったし映画全体が深くなった気がする。
ゲイゲイしい鈴木亮平に圧倒される前半も家族愛が加速する佐和子さんのほっこりする後半も印象的で記憶にのこる。
原作者の高山さんの実体験をベースに作られた本作。また原作者の方既に亡くなっています。
「忘れられない一本であり忘れてはいけない1本」