【新しい新海誠】鑑賞記録:すずめの戸締り
★★★★★(4.6)
監督、脚本、原作:新海誠
既視感はあるけど今までにない新海誠って感じ。
ジブリ味満載でくどいナレーションが多い新海節苦手な人でも挑戦出来そう
1番にファンタジーでストーリーも壮大
現実味ある都会の映像美はもちろんで、安定にマックは美味しそうだし新神戸駅ってあんな感じ。だけど今作は今まで以上に幻想的でスケール感もすごくて見応え満載だった
ただツッコミ所はたくさん合って、主要キャラ永遠にイスだし、赤いオープンカーで流れる昭和ソングは流石に違和感。猫の正体もイマイチ分からないままだった
総じて疑問点は多いけど映画館で見るには満足すぎる音響と映像で質が高過ぎる
ストーリーも一期一会のロードムービー調で色んな人に会って旅する姿が単純に面白くて、あっという間にエンドロールが流れた
震災がモチーフになる分警報アラームが何回も流れるしトラウマな人は最後まで見ることも難しくなりそうなくらい辛いしリアル
ただ色んな人の感情の扉の鍵を戸締りをする旅がすごく前向きで、被災者である彼女が生きるも死ぬも運次第っていう言葉がやけに響いた
親が怒った時の長文ラインに1番笑ったかも
【忘れられない1本、忘れてはいけない1本】鑑賞記録:エゴイスト
★★★★☆(4.2)
監督:松永大司
原作:高山真
見終わったときは圧倒されるけど、時間経つとじんわり余韻が残る語りたくなる映画
お金渡したり手土産持たせてブランド物あげたりする。お金絡む貢ぐ恋愛が好きじゃなくて、多分この映画も最後は騙されるんだろなって構えてたらまさかの展開。
体が弱い親のためにがむしゃらに働く彼氏。頑張れって意味で背中を押すためにお金を渡す。そういう意味ってことごわかって彼氏の母親にお金渡すときに”無かったことにしたくないんです”っていう言葉に泣きそうになった。あの展開があったからこそただ貢ぎ貢がれる恋愛じゃ無くて2人が本当に相思相愛だったし映画全体が深くなった気がする。
ゲイゲイしい鈴木亮平に圧倒される前半も家族愛が加速する佐和子さんのほっこりする後半も印象的で記憶にのこる。
原作者の高山さんの実体験をベースに作られた本作。また原作者の方既に亡くなっています。
「忘れられない一本であり忘れてはいけない1本」
【沼った感動を呼び起こす】映画鑑賞:BLUE GIANT
★★★★★(5.0)
2023年新作映画暫定一位です。
原作:石塚真一
監督;立川譲
脚本:NUMBER8
音楽:上原ひろみ
アニメーション制作:NUT
配給:東宝映像事業部
音楽好きなら絶対に響く。やっぱ音楽最高ってなって泣ける。頑張る活力になる。
ストーリー全般熱すぎて心揺さぶられるし、随所流れるライブシーンもカッコよくて最後はずっと泣いてた。
ジャズって優雅で繊細なイメージだったけど
ここまで熱量高くてハッとするものってことは知らなかったし、全く見方が変わった。
バンドに沼った瞬間を思い出す様な高揚感、胸熱感、通じる部分も多くて感動的だった。
ストーリーはもちろんだけど登場人物が全員輝いてた。自信と才能に本気な大を軸に、サックスに魅了されて血の滲む努力をし続ける寺田も、挫折して立ち上がる雪折も、3人が全員主人公で最高だった。
バーのおばちゃんも支配人も豆腐屋のおじさんもカウンターで聞いてたおじいさん含め、関わる人全員好きになる。最後のライブシーンで涙するシーンは一緒に泣けた。
CGの安っぽさは拭えないけどDolbyのサウンドで体感出来て大満足だし、2時間で綺麗にまとまって足りないくらいあっという間だった。自分の映画史に残るアニメ映画になった。
【王道であり神】鑑賞記録:タイタニック:ジェームズキャメロン25周年3Dリマスター
★★★★★(5.0)
邦題:タイタニック:ジャームズ・キャメロン 25周年 3Dリマスター
原題:Titanic
制作年:2023年(本公開:1997年)
監督:ジャームズ・キャメロン
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット
上映時間:195分
鑑賞方法:TOHOシネマズ梅田
自分の映画史においてあのラストシーンが1番好き
平日の朝イチで再上映で満席、かつエンドロール終わって拍手喝采な映画館。
MacBookで見た3年前より感動した。
昔の作品だから3Dの良さはあんまりだけど、やっぱりあのスケール感は劇場で見るべき作品で感動は何倍も強まった。
前半のトキメキ的展開から後半にかけて盛り上がるパニック感は何回見ても変わらないけど、何回も見ると名言の多さにも気づけるようになる。
”人生は贈り物”やっぱりジャックは1番かっこよかった
王道だし聞き飽きるほど名作だけど、色んな世代が釘付けになるのは間違いない
これが実話で自然災害ではなくて人災ってのがほんと悲しい